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圧縮データのコーデックを知っておこう「PCに複製したCD音源の活用法」「複製したデータの移動と再生について」

音楽CD

始めに、個人で所有(購入やレンタル店から借りたもの)しているCDをコピーし、個人で聴く分には法的に問題ないので大丈夫です。が、第三者に提供するのはNGですのでその点は気を付けましょう。

音源の種類(拡張子)

音符

ご存知のかたも多いと思いますが、パソコンを使えばCD音源をデータ化し、複製する事が可能です。

データでの複製の種類は主に、非圧縮、非可逆圧縮、可逆圧縮、の3つに分類されます。それぞれの特徴は下記の通りです。

非圧縮:CD音源そのままの品質を保持したままの複製が可能。PCMと呼びます。圧縮しないため、容量は大きくなります。(CD1枚700MBでアルバム1枚分ですから、複製しても大体その容量のままですね。)

非可逆圧縮:CD音源を圧縮し、再生時には元の音源よりは劣化するが、ほとんど分からないレベルのものが多い。MP3,WMA,AAC,等が代表的。利点は元の容量の10分の1位まで容量を小さくできます。(アルバムだと100MB前後ですね。)

可逆圧縮:圧縮した音源を、無劣化で再生が可能。その変わり圧縮率が非可逆圧縮に比べて低い。非圧縮の2分の1程度。FLCA等が代表的。

以上ですね。非圧縮は容量が大きく、可逆圧縮は再生する機器との互換性がまだ不安定なので、今回は巷で一番浸透している非可逆圧縮の複製を前提に進めたいと思います。複製については、2つのアプリケーションを使っての方法をご紹介します。

パソコンでCD音源を複製しよう

音源コピー

Windows  Media Player

Windowsにプリセットでインストールされているメディアプレーヤ―です。簡単な操作で複製出来ます。

①アプリを立ち上げ、CDを光学ドライブに挿入します。

②取り込みの設定→形式→MP3にチェックを入れる。

WMP設定1

③取り込みの設定→音質→320Kbpsにチェック。(多少容量増えますが、音質が良くなるのでこれにして下さい。)その後CDの取り込みを選択すると、取り込みとコーディングが開始します。※PCがネットワークにつながっていれば自動でアルバム情報(アーティスト、曲名とか)が反映されます。

WMP設定2

④取り込みが終わると、ライブラリ/ミュージック/の中にMP3にコーディングされた音源が複製されています。

WMP設定3

iTunes

①曲を取り込みます。(これはもう説明はいらないと思うので割愛します。)

②コーディングされたデータが ライブラリ/ミュージック/iTunes/iTunes Media/Music/の中に複製されています。ちなみに、拡張子はm4aとなっています。

複製された曲をスマホやサーバーに移動させよう

音源コピー

ここまでできればあとは簡単。家庭内LANにつながっていれば、NAS(ネットワークサーバー)に曲を保存出来るし、スマホに入れたければ、USBでPCからデータを移動できます。

NASにデータを保存した後なら、スマホのファイル共有アプリ(esエクスプローラー等)を使用し、NASから無線でダウンロードする事も可能です。

※esエクスプローラについてはこちらの記事参照願います。→esエクスプローラ

同期させてデータを移動させる事が主流かもしれませんが、あえてこの方法をオススメします。

例えば、iTunesの同期は、端末側の音楽を消してしまう恐れがあるからです。iクラウドとかもありますが、有料みたいですしね。VPN接続してしまえば、NASがiクラウドがわりにもなりますし。※VPN接続の詳細はこちらの記事を参考に→VPN接続

※VPN接続の詳細はこちらの記事を参考に→VPN接続

音楽の再生とコーデックについて

音楽再生

ミュージックプレイヤーについて

端末に保存した音源については、無論プリインストールされているアプリで再生が可能です。

しかし、eVPN接続で外部から家庭のNASにアクセスし、曲を再生させるときは、exエクスプローラに付属しているプレーヤーでの再生が前提となります。

特に問題はありませんが、他のプレイヤーアプリは使えません。

コーデックについて

コーデックとは、暗号、複合、圧縮、伸張、など広義にわたり意味合いがありますが、だいたいが音声とか動画とかの圧縮、伸張を意味します。

この機能がデータに適合していなければ、正常に再生させる事が出来ません。つまり、再生させる端末のコーデックがMP3,M4Aの拡張子に対応していなければ、今回複製した音源は再生できないという事になります。(まず対応していること間違いないので、大丈夫ですが。)

余談になりますが、音声形式、動画形式についても記載しておきます。これらは主に、コンテナと呼ばれるファイルに入っていて、その中に、動画、及び音声のデータが入る仕組みになっています。

例えば、上記にはありませんが、MP4という動画フォーマットがあります(聞いた事あるとおもいますが)。これは、MP4というコンテナの中に、動画のデータMPEG-4、音声データAAC が入った形式になていて、MP4に準じたコーデックがないと再生できない仕組みになってます。

MP3,M4Aの場合は、音声のみのデータですが、コンテナは存在し、中身が動画抜きの音声データのみという構造になっています。MP3コンテナの中にMP3音声データ。M4Aコンテナの中にACC音声データ。といった感じです。

基本、音声や動画データにはコンテナの仕組みが存在します。

今後、もし音声や動画が再生されない事があれば、そのデータの拡張子を確認し、端末がそのコーデックに対応しているか確認をすれば解決できると思います。

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