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やっぱり笑える番組は2010年までの地上波TVだったと最近のTVやyoutubeを見て実感する

コーンロウ

おっさんになっただけで若者の感性についていけてないだけ、と言われればそれまでですが、心の底から大笑いするなんてのはやっぱり2000年までのTVで終わっていると、個人的には最近よく感じます。

規制でTVが無茶できなくなった事もありますが、その代わりyoutubeでは無茶が出来ているので、その辺は実は関係していないんじゃないかと思います。

youtube、面白いですか?今回の場合面白いってのは、笑える意味でですけど、無いですよね?所詮素人の茶番ですから。(笑かしに来てるチャンネルはね)

そんな事を踏まえると、やっぱ「ダウンタウン」の存在に行き着くんですよねえ、やっぱり。

今は60も近く、全盛期の面影すら見れなくなってしまいましたが、2000年あたりのピーク時のダウンタウン、30代のダウンタウンが作り出していたお笑いは誰が何と言おうと最強に面白かったんです。

今、過去のガキ使のオープニングを見ても、涙出るほど面白いです。

「ガキ使ココリコの田中を尾行する」でyoutubeを見て下さい。こんなのが毎週、地上波で流れていたのです。正直私は、当時ダウンタウンの番組を見る為だけに生きていました。命を救ってもらいました。本当に。

時が止まったような感覚に陥る独特のあの感覚、ダウンタウンは他の誰も決して超えることの出来ない笑いを届けてくれてたんです。

そんなダウンタウンですから、衰えた今も絶対的存在であるため、違う方向の笑いをしようとすれば、周りから叩かれるような風習まで作り出してしまいました。

これに関しては良くないとはっきり思いますが、ただ、松本人志を超えることは今後も絶対にありえないと思います。

笑いの神なんですから。松本人志は。

脳科学者

時代が変わった

今回は、何があってもあやまろうとは思わない。時代が変わった。特に若い世代の地上波テレビ離れが深刻になった。ネットフリックスやアマゾンプライム、そしてもちろんユーチューブなどで海外のコメディアンの仕事も簡単に見られるようになった。こんな中、日本のお笑い芸人さんがその『美学』という井戸の中にこもっていて、先輩後輩の沼につかっているのは機会損失であるだけでなく大きなリスクだと思う。M-1もR-1もいいけど、スタンダップコメディ大会をゴールデンにやったらどうか。もちろん社会ネタ、バンバンで。コメディの目的は社会批評ではない。笑うことだから。そして、日本人は、もっと広々としたネタで笑って、こころをほぐせるはずだ。何かが変わると思う

こういう指摘は、なかなか松本人志にむけてはっきり言える人が少ないので、すごく的を得てるしいいと思います。

松本人志が発明した笑いのプラットフォームが魅力的でありすぎたため、芸人はみなその系譜をなぞろうとしてしまうんですよね。ただし、その時代は終わったと。情報を簡単に取得、発信できる時代ですから、型に捕らわれず、多種多様な表現でお笑いをやるべきだ、って事ですよね。

確かに、ダウンタウンのお笑いは最強でしたが、唯一の欠点として「教養がない」があったと思います。だから、これから新しいお笑いを広げていくんであれば、スタンダップコメディーのような風刺の効いた海外発のものもやっていいと思います。

脱ダウンタウンの時代

エンタメや第7世代の台頭

笑いの才能はありつつも、ダウンタウンの影響力に支配され、活躍できなかった芸人が「エンタメ」と題してお笑いの幅を広げ始めています。

絵本作家や塾配信、単身アメリカにわたりスタンダップコメディー、それぞれが日本のスタンダードになっていた松本人志の笑いに背を向け始めたんですね。

この世代は、多分もろにダウンタウンの影響を受けている世代のはずですので、恐らくは松本人志に憧れてお笑いの道に進んだと思います。ところが、天才松本人志の真似事をやっていても、同じ土俵のやつが多すぎるし、もとい自分には向いていない、ってのが分かったんだと思います。そして、松本人志が作った土俵を逸れることが「ダサい」などと先輩から言われ続けつつも、他の道に進み、成功をもぎ取ったすごい方々だと思います。

「笑い」に縛られず、「エンタメ」として、芸の幅を広げる事に成功したんです。

この系譜は、第7世代の芸人にも波及していると思われます。

まあもともと年代的にダウンタウンの全盛期を目の当たりにしていないので当たり前かもしれませんが、第7世代には「笑い」というより「エンタメ」の匂いしか感じられません。(霜降り明星は除く。霜降りは松本人志の遺伝子を受け継いでる)

時代は、「笑い」よりも、広いくくりとなった「エンタメ」に進んでいるようです。

芸こそが至高

笑いに関してはエンタメでいてほしくない

エンタメとして、芸人が幅を広げていくのは良い事だと思います。思いますが。。

こと「お笑い」に関しては、名前の通り、笑わせて欲しいのです。「楽しい」ではなく、「笑える」を追求して欲しいのです。

プペルの煙突、素晴らしいです、見てないけど、楽しいはずです。

塾の配信、素晴らしいです、見てないけど、楽しいはずです。

スタンダップコメディ、素晴らしいです、これは見たけど、楽しいです。

ただし、声を出して、大笑いは出来ないのです。。

これらを否定する気はまったくありませんが、やはりお笑いに関しては、バカな事やって、「笑わせて欲しい」のです。

千鳥がやってる番組の見取り図のロケ、見ましたか?盛山が茶店に入ったあと、シーンが変わったら何事もなく歩くシーンでしたが、ふと頭を見るとコーン・ロウになっていました。

相方も同じく、違うシーンで突然コーン・ロウになっていました。しかしお互いそれには一切ふれないという。

私が求めてる笑いってのは、こういうのです。1個の笑いを取るために、なりふり構わずバカなことをしてくれる。

時代が変わって、お笑いよりもエンタメを追求するのなら、それは仕方ない事かもしれませんが、ダウンタウンに命を救われた私にとってコメディはエンタメではなく、「お笑い」なのです。

だから、2010年位までのTVが最強だったんです。

2021年現在、「お笑い」は消えつつあり、「エンタメ」にかわりつつあります。

芸こそが至高。エンタメもいいけど、再び「お笑い」の芸を磨き続ける人にも脚光を浴びることが出来る時代になって欲しいと願っています。

ドリフターズ、明石家さんま、ビートたけし、ダウンタウンが、私に笑いの素晴らしさを教えてくれたから。

私個人の意見としては、脳科学者が云う所のコメディは「エンタメ」であり、「笑い」とは別物として見て頂きたいのです。

つまり、「笑い」は日本特有の文化としての位置づけです。エンタメは今後どんどんやればいいし、発展して欲しいとも思います。ただし、「笑い」も絶やすことなく、継続していく人が必要なんです。

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