ダウンタウンのなにが凄いかっていうと、新しいお笑いの文化を構築したことでしょう。
漫才ではそれまで定石であった8ビートの勢いあるテンポを全く無視して成功を収めたこともそうだし、打ち合わせなしのフリースタイルでしゃべくるスタイルもそう。斜に構えてセンスでドカンもそうです。言い出せばきりがない。
そして個人的に、これぞ松本人志が開発したお笑いプラットフォームだと思うのが「大喜利」です。
笑点など、大喜利は過去よりあった産物ですが、そこに松本人志のエッセンスが加わり、「マジックとフリップで回答」「写真で一言」など、ほんの単純な事でもはや新しいお笑い文化となるほどに、大喜利を進化させたのです。
この新しい大喜利は超手軽に開催できるので、今ではTwitterなどで非公認でありながらもかなりのフォロワーを獲得している「えせIPPONグランプリ」をはじめ、各方面でわいわいやっています。
漫才などは勿論敷居が高すぎますが、この大喜利に関して言えば「お題」にたいして「回答」するだけであり、もちろんセンスが問われる所ではありますが、ど素人でも簡単に参加することができるんですね。
一応恥ずかしながら、私もTwitterにて「えせIPPONグランプリ」に日々投稿させてもらってるのですが、まあ面白い回答なんてのはなかなか出てこないですよね。プロの芸人ってホントすごいとリスペクトします。
ということで今回は、僭越ながら大喜利のテクニックについて、「自称大喜利1段」の筆者が自己の回答例を元に解説していこうと思います。
初めに
大喜利レベル
個人的に思うのは、だいたい個人の力量を示す大喜利レベルってのがありまして、4段階に分かれているような気がします。
例えば
①才能アリ:レスポンス早くセンスのいい回答を返せる
②やや才能アリ:時間は多少かかるがセンスある回答が出来る
③凡人:誰もが思いつく事を返す
④才能なし:凡人の回答に笑い転げている奴
こんな感じでですかね。
①②はつまり、「センスある回答が分かる」人たちになります。
③はそのままで、センスのある回答が分からない人になります。
④は、回答の内容よりイイねの数で判断しているような、お笑い判断基準が自分の中に無いような人です。
一応私、②に在籍しているつもりです。。
※この例はあくまでも素人に対する指標です。
テクニック
所詮素人の私がいうのもあれですが、一応大喜利のテクニックを少々。
まず、我々は素人です、お題を見た瞬間に頭に思い浮かぶのは他愛もない普通の回答です。
まずはそれを、捨てます。
そして、いろんな角度から題を見てみます。当事者目線なのか、相手目線なのか、はたまた第三者目線なのか、等ですね。
後は、思い浮かんだ回答を自分の中の面白基準(センス)と照らし合わせて、行けると思ったらGOて感じです。
さらに、回答した内容で、題にストーリーが描けれれば最高ですよね。
例えば、私が勝手に師匠と仰いでいる「逆佐停裕らく」さん。下記のような素敵な大喜利をしています。
【菅総理大臣の支持率を爆上げした驚愕の新政策とは?】
⇒ピノを8個入りにする
分かりますかね、コレ最高です。スマートにスパーン!と決まってますよね、嫉妬するレベルです。
これ森永乳業が「ふざけるな!」「雪見大福にも同じこと言えよ!」と政府に抗議している映像まで浮かびませんか?
こういうストーリーみたいなのが頭に浮かんでしまう回答が、最も望ましいのではないかと勝手に思っています。
それでは僭越ながら、私の回答例をお見せしたいと思います。
※以下、TwitterのえせIPPONグランプリより画像を引用
スタンダード・文章問題
ご搭乗ありがとうございます。機長の、不時 着男でございます。
香柱
おぬし、シャンプー変えたでござるな?
24P
オッス!写真付きでDM送ってくれよな!
穴埋め問題
ダースベイダー…まさかのお見合い相手ダースベイダー
ドルチェ&ガッバーナ味
上着ファッサー
基礎疾患をお持ちの方は医師とご相談の上ご使用願いますぐセデス♪
かるた
ネクストバッターズサークルでなにをやっとるんだ君たち!!
裁判長!私は盗ってません!
写真で一言
そろそろ兵糧が尽きる頃ね
Mac book pro 江戸エディション
マネーの虎
本当にオヤジ狩り
番外編
えせIPPONグランプリにて、一際輝きを放つ回答をする「カマ吉」さんの回答を引用させていただきます。
この方は、素人とは思えない発想の持ち主です。めちゃくちゃ面白い。1人ずば抜けてます。
あとで校舎裏来い
byカマ吉さん
ちなみに私、「あなたの勝ちよ..」です。もうぼろ負け。
突発性つま先立ち症候群
byカマ吉さん
天才、この人天才。センス抜群。
ちなみに私「タンスの角」です。恥ずかしーーーー。
痛風ヘルニア大喜利
いきなりですがこの度、僭越ですが大喜利サイトを運営することとなりました。
お題主側にもチャレンジしておりますので、是非皆さま気軽にあしを運んでください。↓
おあとが宜しいようで。ぺんぺん。