楽天モバイルが携帯大手キャリア3社に続き、4つ目のキャリアになる事が決まりました。当初は10月よりサービス開始の予定でしたが、基地局の設置が追いついておらず、延期になってしまいましたね、少し残念です。
楽天がキャリアに参入することによって、利用者が求めるのはやはり「料金の値下げ」が一番ではないでしょうか。キャリアの料金も安くなってきたとはいえ、まだまだ高止まりしているのが現状だと思います。
基地局等の通信インフラにかかる維持費を考えると、まあ仕方ない事なのかもしれませんが、筆者からすればMVNOとさほどサービスの変わらない(通信速度以外は)今の現状であれば大手キャリアと契約するメリットが見当たりません。
楽天の参入によって多くの利用者が満足できるようなサービスが生まれる事を期待したいですね。社長も他社にはないプランを検討していると言ってたので。
今のところ、楽天はこまかな内容を打ち出してはいないですが、MVNOでの売りである「制限がかかっても1Mbpsの通信速度」は大きな強みだと思います。これをキャリアでも継承して、なおかつ料金もMVNO並みとくればかなり良いサービスになりそうなんですけどね。キャリアになれば通信速度の制限も受けないから高速になるし。
前置きが長くなりましたが、今回は楽天モバイルについて、今のMVNO事業と今後のキャリア移行について簡単にまとめてみたいと思います。
ところでなんで楽天はキャリアに参入したんだろうか?MVNOは順調みたいなんでね、あえて自社でインフラ作って、莫大な金かけて危ない橋わたるのが疑問。。
5Gを見据えてなにか狙ってるとしか思えないな。
目次
楽天モバイル「MVNO」について
※2019/10/1に契約プランが刷新されるそうです。以下のプラン、および機種は刷新後の情報から抜粋。
スーパーホーダイプラン
一番人気の定額プランSのみ抜粋します。
・容量2GB(次月持越し可能、上限3GB)
・月額¥1480(楽天会員)、2年目以降¥2980
・10分以内国内電話かけ放題
・縛りなし(利用期間、違約金の撤廃)
通信速度
手動で高速モードと低速モードに切り替えが可能みたいですね。低速モードは、制限がかかった状態の速度、つまり契約容量を使いきった後の速度になります。
・高速モード:1~2Mbps
・低速モード:1Mbps
上記の通り、高速時と低速時にあまり差がないみたいですね。しかし、低速で1Mbpsでるのはかなり大きいメリットです。他社ではない速さでしょう。
1Mbpsあれば、高画質でなけりゃyoutube等の動画視聴もなんなく可能でしょう。つまり、動画見放題ってわけですね。ココは最大の魅力。
手動でモード切替が可能なため、節約すれば次月に残った容量も持ち越せる事が出来ますね。んーでもまあ高速ってもあんま変わんないみたいなんで微妙ですね。
販売機種
OPPO Reno A 128GB
Xperia Ace
Galaxy S10
等、計9機種が新たに販売されるそうです。全てSIMロックフリー。Fericaにも対応しているみたい。
ミドルレンジからハイエンドまで幅広い品揃えですね。
楽天モバイル「MNO」移行について
移行時期
聞いたことなかったですけども、キャリアは「MNO」って言うらしいですね。
楽天はキャリアでの運用が始まれば、現行のMVNOからMNOへの移行を推奨するらしいです。しばらくはMVNOのサービスも続くみたいですが、ゆくゆくは無くす方向なんでしょうね。
キャリアでの運用開始時期は年内と言ってましたが、正確に決まってないので、もちろん移行時期は不明。
他キャリアとの違い
キャリアが独自に持つ通信インフラには基地局以外にもさまざまな専用機器があります。そのなかでも位置登録情報などを管理する「サーバー」が多数存在します。
今回楽天はこのサーバーを「仮想化」、つまりソフトウェア化する事に成功し、大幅なコストダウンを図れるそうです。
これは契約料金の引き下げにつながりますね。前途した「他社にはないプラン」はここからきているんでしょう。
通信速度
個人的には、楽天はここが一番狙っているポイントじゃないかと思いますね。
自社でインフラを持つ、つまり速度制限を設けられる心配がなくなるので、今後は高速通信を実現できるってことです。
ただ、それだけじゃ他のキャリアとおんなじだし、わざわざ順調にいってるMVNOを捨ててまでキャリアに参入するメリットがやっぱり感じられない。
となると、この時期からいって、恐らくは「5G」を見据えての参入でしょう。
どうなるかはまだわかんないけど、MVNOじゃ「5G」の恩恵はあまり受けられないんじゃないでしょうか?「5G」の通信速度は魅力ですからね。サービスの幅が広がる。
楽天モバイルのキャリア参入について「好調なMVNOを捨てる理由」まとめ
個人的感想ですが、MVNOに関していえばあまり魅力は感じられないですね。
他のMVNOとさして変わりはないかと思う。料金しかり、通信速度しかり。低速1Mbpsが売りだろうけど、そこは他社は他社で色々考えてるしね、¥300で1GB分追加できるとか。てかVPNで通信しちゃえば制限かからな・・
まあ1年目は安い方だけど、2年目からの円3000はね、うーん。。高いかな。
でも一般的には支持率が高いので、業績が良い分このまま続けてもいいと思うんだけど、それでもキャリア参入ってのはやっぱり5Gを見据えてるとしか思えない。
ま、とにかくキャリア参入後のプランが気になりますね!キャリア参入後にMVNO時代の金額引き継げればそれは話が変わってくる、それこそ他社にない魅力になるでしょう。
来年からは5Gが本格的に始動しますから、そこもどのような料金体制になるのか楽しみですね。びっくりするようなプランを見せて欲しいな。