いよいよ夏本番が近づいて参りました。
近年の日本では40℃を超える日が各地で起こるのが当たり前になっていますね。
7月、8月はエアコン無しではもう生活出来ない事でしょう。
ただ、省エネになっているとはいえやはりエアコンの電気代は高くつきます。
出来れば、扇風機でやりすごす事が可能ならば大きな電気代節約になるでしょう。
そこで、筆者は閃きました!気化熱を利用すれば扇風機がエアコン代わりになるんじゃね?と!
実際に試してみたところ、見事に気化熱を利用することで送り出す空気が冷たくなっています。(当然エアコンには劣りますけども。)
今回はその「気化熱」を利用した扇風機について簡単にまとめたいと思います。
目次
気化熱とは
液体が気化する際に周囲の温度を吸収する
夏場によく見かける「打ち水」、これは意味がないようで実はあるんですよね。
これがまさに「気化熱」を利用した温度を下げる行為になります。
まいた水が熱いアスファルトで一気に気化し、周囲の温度を奪うんですね。結果その一帯の温度が下がるという仕組みです。
アルコールで例えると一番分かりやすでしょう。注射の前にアルコールを腕に塗りますが、揮発性が高いので瞬時に気化しますよね、そして塗った箇所がひんやりするはずです。
これが気化熱による温度の吸収です。エアコンでは冷媒ガス(低温で気化する液体ガス)によってこの仕組みを利用しています。
それでは、この仕組みを扇風機で利用してみましょう。
気化熱を利用した扇風機
吸い込む空気を冷やす
扇風機は言わずもがな、回転するFANにより空気が前面に送り出されます。
つまり、背面の気圧が下がるため、そこから空気が入り込む訳ですね。
ですので、背面に氷(保冷剤やペットボトルなど)を装着させてみます。
氷が溶け、気化していきますので、入り込む空気は冷たくなります。
当然、送り出される空気も冷たくなります。
送り出す空気を冷やす
逆のパターンで、扇風機の全面に氷を置くことにより、気化した冷たい風を送り出す事になります。
こちらの方が氷が気化しやすいので、その分冷たい空気が出やすいです。
ただし、小さい氷(保冷剤など)であれば直ぐに溶けてしまうので、ペットボトルなどの大き目の氷を用意するといいでしょう。
こちらは置き場に困るのが難点ではあります。
やってみた感想
保冷剤3つを扇風機の背面に設置し、実際に扇風機を回してみました。
前途したとおりですが、体感で分かる位冷たい空気が送り出されています。
ただし、エアコンほど強力ではありません。あたりまえですけども。
あくまで簡易的に風を少し冷たく出来る程度になります。
気を付ける点が1点、背面に張り付ける場合、結露した雫が落ちるので、扇風機本体内部に入らないようタオル等を敷いておく事が重要です。
扇風機をより涼しく「一工夫で代替えエアコン化」まとめ
今回試した扇風機の件、ググってみたら山ほどヒットしましたね。。。。。
閃いたとかめっさ恥ずかしい。。もしかして常識でしたかね?
ま、まあ知らない人もいるはず!
とにかく、エアコンに頼らなくて済む日が多少は増えると思います。
氷の量や配置など、色々試してみて下さい!