以前記事にしましたラズベリーパイの電源が入らなくなった故障について、補修部品が入荷したので早速修理を実施してみました。
※ラズベリーパイ故障の詳細はコチラ→「Raspberry Pi3の電源が入らなくなった!」原因と不良部品の特定。
結果から申し上げますと、「直らなかった。。。。。」です。。
でもね、おしいとこまではいったと思います。負け惜しみかもしんないけど。
とりあえず、修理の内容をまとめたいと思いますので、興味のある方は一読下さい。直ってないけど汗
目次
故障内容
電源投入不可
5V入力は問題なし(赤点灯確認)、電源制御部レギュレーターIC出力の3Vが出ていないため、電源が入らない状態。アクセスランプ(緑)が点灯しないため、SDカードのOSにアクセス出来ていない。
不良個所
3V電源ラインとGNDが短絡しているため、短絡箇所を特定する所から始める。
すべてのラインを切り分けする余裕はないので、可能性の高いレギュレーターICを交換する事にした。
部品名はICに印字されている文字で推察、恐らく「MXL7704-AQB-T」という部品と判断。
digi-keyにて¥500+送料で¥2000で購入。。。。。
今思えばかなりバカな事をしている。
IC不良という確証もないうえに、部品もこれで合っているかわからないからね。もう遅いけども。
修理内容
IC取り外し
半田小手で取り外すのが困難な為、ホットブロアー(熱い温風がでるやつ)で挑戦。無事に取り外しに成功。
取り外し後、3VラインとGNDの導通を計ると見事に短絡はなくなっていた。つまりIC内部で短絡を起こしていたとになります。
この段階では直す自信があったんですけどねえ。。
IC取り付け
ランド部の半田をならして、フラックス塗布、ホットブロアーで取り付け。
足はコテでもなんとか行けそうですが、放熱のためのGND面がIC真裏にあるためコテでは不可能。
取り付け後、顕微鏡にて半田面を確認。問題なく半田つけされていた。
通電確認
アクセスランプは見事に点灯!
意外とスムーズに交換が終わり、恐る恐るUSB5V電源を挿入。
なんと、見事にアクセスランプが点灯しました!(ふっ、勝った。。楽勝。)
この時点ではほぼ100%直ったと思っていた。
あれ、モニターが映らない、、、
。。。真っ暗であります。。とその時、虹色のあの画面が表示されました。
ほっ、熱がのこってたかな、表示でるのに1分くらいかかったけど、そのせいだろう、大丈夫、直っているはず。
その後、OS選択画面が表示されたので一安心。しかし、右上に気になるマーク発見(雷マーク。)
、、、熱だ熱、余熱でなんかなってんだ、とりまOSを選択すると。。
アンダーボルテージ表示、、、
へ、なんすかこのエラー表示、、あんだーぼるてーじ?
わかる、わかるよ、もう小卒でも翻訳なしで分かるレベルの英単語である。
その後、電源が落ちてそこからは音沙汰なしに。
部品交換の余熱かと淡い期待をよせたが、数時間後再トライも同じ結果に。
結論
エラー内容から通電状態でレギュレーターIC出力電圧を確認。
3.3V、1.7V、1.2V、1.3V、とステップダウンされたのが4つ出てるんですけど、良品と比べても同じ値。もちろん5Vもしっかりでている。なのでおそらく部品はちゃんとついてる。
USB電源も3Aの使ってる。
ただ、基板の消費電流値が良品に比べて低い。もしかするとICの出力ワット数が低いのかも。てことは、部品が違うのをつけている可能性がある。
もしくは、CPUとか、他の部品がいっちゃってるかも。
んー、でもやっぱレギュレーターICがあやしいかな、なんとなくだけど、やっぱ出力ワット数が足りてないような気がする。
念のためSDのOS入れ替えもやったけど同じだった。
ああ、なにしてんだ俺は。。
まとめ
結構直す自身あったんですけども、うまくいかないもんですね。
もしも筆者と同じような故障をされた方がいて、自力で直そうとする方がいるならば、恐らく「 MXL7704-AQB-T 」では無いことだけ伝えておきます。
似たような品番のがあったんで、もしかしたらそっちかもしんないですけども、また¥2000出すのはもうヤダ。確証ないし。
ま、結局ラズパイはも1個購入してるんで、そっちは壊さないように楽しみたいと思います。
みなさん、カメラモジュールの取り扱いには気をつけて下さいね。
あと、本件の内容を直した強者がいるならば、是非詳細を教えて頂きたいです。
是非コメント下さいませ。