先日小さな三輪車ラジコンを作りまして、それをドリフトさせようと色々試みたのですが、見事に失敗しまして、ただの三輪車ラジコンになってしまいました。↓
当初はサーボモータを使ってリフトを作成し、カーブ時に後輪を浮かしてみるといったことをやっていたのですが、想像してたのとかなり違う挙動(ただのブレーキに近い)になってしまい。。
じゃあリフトは諦めて、次は塩ビ管をタイヤに装着させてみる!となったのですがこれも上手くいかず、もうやめじゃい(´;ω;`)となったのです。
で、ここでもう諦めるつもりだったのですが、自分の過去作品である「ミニ四駆を改造したラジコン」がふと目にとまりまして。↓
先日まで試していた車体はわずか10cm足らずの大きさでしたので、もしかするとミニ四駆ぐらいの車体の大きさがあれば、車体の重量やタイヤの間隔の関係で後輪のタイヤがすべるのでは?と根拠のない適当な発想が思い浮かびました。ダメ元でとりあえずやってみました。
すると、なんとこれが成功しました。ありがとうございます。
市販のドリフトラジコンのように真横にがんがん滑りはしないですが、曲がるときに後輪が滑っております。ドリフトしております。
それでは、今回はここで「ミニ四駆をドリフト走行させる改造方法」についてまとめておこうかと思います。
はじめに
今回使用したミニ四駆ラジコンは、冒頭の過去記事で書いてあるものです。
前輪に中華製のステアリングキットを取り付け、マイコンボードにはESP32を使用して、UDP通信でアナログコントローラーから無線で操作出来るものです。
詳細は過去記事を参照願います。
DCモーターの変更
ドリフトさせるのに適度な速度調整が必要でしたので、モーターはギア比を変更できるタミヤのモーターギアボックスに変更しました。MINI MOTOR MULTI-RATIO GEARBOX のギア比9.7:1
PWM制御もやってみましたが、単なるON,OFF制御の方がドリフトさせる事に関して良い感じでした。
車体の再改造
ボディの後ろ辺りで真っ二つにカットして、そこに3Dプリントでギアボックスのケースを作り、引っ付けました。
単三電池を入れる場所の邪魔な仕切りをニッパーで取っ払って平らにし、そこにLIPO BTとマイコンボード、モータードライバを載せました。
タイヤ
タイヤはラバーを外して、代わりにマスキングテープを張り付けます。
タイヤは非常にシビアで、塩ビ管なら滑りすぎたり、ラバーを外しただけなら引っかかりがあったり、タイヤの幅や前後の間隔などがもろに影響してきます。
車体にもよるのでしょうが、今回の場合だとマスキングテープが一番しっくりきました。
それでは走らせてみます。
ミニ四駆でドリフト走行