以前、Raspberry Pi 4Bでカメラ付きラジコンの作成についてまとめました。↓
今回はこれを外出先から操作する方法についてまとめたいと思います。
ラジコンに限らず、例えば単にカメラで映像を確認したい場合や、ラズパイのターミナルをいじくりたい場合などにもつかえる内容です。
ただし、ラズパイに電源が入っている事が前提になります。電源から操作したい場合は、下記の記事でまとめていますので是非参考にしてください。↓
なお、遠隔操作したいRaspberry Piは、その場所の「LAN」配下にいる事も前提となります。
遠隔操作の流れ
VPN接続でラズパイのLANにアクセス
まず、外出先からRaspberry Piがある場所のLANに接続するため、NAT超えが必要になります。
そのために、「VPN接続」を使います。
接続先のルーターやホームゲートウェイにVPNサーバーを立てられる機能があれば、ipsecやopen vpn等でスマホやPCからRaspberry Piがある場所のLANにアクセスが可能です。
設定方法などは過去にまとめていますので、そちらを参照ください。↓
SSH接続でRaspberry Piのターミナルにアクセス
VPN接続ができれば、疑似的にラズパイと同じLAN環境下に存在することになります。
つまり、アクセスした端末がラズパイと同じネットワークアドレスを持つ事となるため、SSH接続でラズパイのターミナルを操作できます。
スマホであれば、「JuiceSSH」等のアプリで簡単に接続が可能です。
SSH接続には、ラズパイのローカルIPを知る必要があるので、事前に固定しておくことが望ましいです。
SSH接続後
ラズパイのターミナルが操作できるので、あとは任意のコマンドを入力すればラジコンを操作したり、カメラの画像を写したりもできます。(事前にラズパイのSSHサーバーは立ち上げておくこと)
ターミナル操作でできる事はなんでもできる感じですね。
ただし、ファイルの移動などは出来ないので、そんな場合は後述する「samba」を使えば便利です。
ファイルの移動は「samba」
VPN接続でラズパイと同じLANにアクセスできれば、スマホやPC(スマホの場合はファイル共有アプリ「esエクスプローラーなど」)で、ラズパイのファイルを操作できます。
ただし、事前にラズパイ側で「samba」のインストール、およびファイルへのアクセス権限を設定しておく必要があります。
※sambaのインストール、設定についてはこちら↓