任天堂ハード機の人気タイトルであるポケットモンスターの新作「ポケモンソード、シールド」が発売されました。
例によって2種類販売するというこすいやり方ですが、売れ行きは好調みたいですね。
筆者は世代ではない事もあって歴代のタイトルは1回もやったことがなかったんですが、ここまで人気があるのであれば1度はやってみようって事でシールドの方を購入しました。
結論からいうと、初めて&おっさんには向いてないですね。全くもって面白くない。
ってことで今回は初体験のおっさんの観点からみたポケモンをレビューしてみたいと思います。
目次
平和すぎる世界観
戦闘は下僕であるポケモンまかせ
とにかく平和。捕まえたモンスター同士を戦わせ、当の本人は命令するだけ。
負けても死ぬことはない。自分はもちろん、ポケモンもだ。
このシステムがポケモンならではなんでしょうが、昭和人間の筆者には生ぬるさが否めない。
基本的には子供向けだから仕方ないのかもしれないが、下僕が負ければ自分も死んじゃうくらいじゃないと緊迫感に欠ける。ゲームなんだから。
謎のカレータイム
まじで理解できなかった。これも定番?なのかな。
移動中に仲間のHPが削れてくると、キャンプを張って回復、と。ここまではよくある感じですけど、回復の手段が「カレーを振る舞う」である。
まあまあ、ここまでは良しとしますけど、そのカレー作んのに材料を選んで、なおかつ火を起こし、ルーまで混ぜなきゃならんときた。
はっきり言って、2回目で飽きた。カレー作り。スキップ出来ないのはなぜだ?カレー作りはポケモンと切って離せない存在なのか?疑問である。
マホマロ級とか言われても全くピンとこない。たのむからスキップさせてくれ。
あとキャンプ中にポケモンとなれあうシーンも嫌いだ。なにやっても喜びやがるし。これやったらめっちゃ切れて半殺しにされる場面とか入れなきゃメリハリがなくてつまらなすぎる。
これも数回やって、以降はやってない。
難易度が超優しい
ジムトレーナーが弱すぎる
平和な世界感のうえに、難易度まで優しいときた。
ボス的存在のジムトレーナー達は、はっきりいって道中に出てくる目が合ったら絡んでくる奴らとさして変わりのない強さ。
唯一の違いはポケモンをでかくする技をつかってくるけど、それはこっちも使える上に、別に使わなくても楽勝だから救いようがない弱さ。
ゲームとはいえ事が順調に運びすぎるのもどうかと思うぞ。
お金が溜まりすぎる
順調に事が運ぶので、お金に苦労する事はまずない。金策なんて無縁の世界である。
普通に気が付けば溜まってるし、アイテムを売るとさらに溜まる。購入するアイテムはたかが知れてるし。
アバターの着せ替えに少々金がかかるが、おっさんはそんなとこに金を使いません。よって金はたまる一方でしかも使い道がない。
セリフがおっさんには読みにくい
ほぼひらがなで謎のスペース
まさに小学生、しかも低学年を意識したセリフのスタイル。
ひらがなばっかなうえに恐らく読みやすくさせてるんでしょう、一定の長さでスペースが入ります。
オレ インディアン ニホンゴ シャベレナイ 的な感覚に襲われるので、すっごく読みづらい。
従ってボタン連打
セリフ見るのが疲れるのでひたすらボタン連打。
物語はもはやどのように進んでいるのかが分からなくなります。
ただそこは優しすぎるシステム、行先はちゃんと地図で教えてくれます。
決められたレールを走ってる感が満載であります。
「ポケモンソード・シールドのレビュー」をおっさん的視点から語るまとめ
別にこの作品を批難している訳ではありません。
しかし、やはり30超えたおっさんにはキツイ。
この作品にそんなものを求めてはいけないのでしょうが、やはり戦闘は血しぶきが上がり、世の中も混沌としていて、ドロドロとした血なまぐさい一面を少しは見せて欲しくなるんですね。
ただ、グラフィックに関してはオリジナリティがあって良かったと思う。
これはもったいないからどうせなら血しぶきが上がる平和とは程遠い理不尽な世界モード、つまりおっさんもやり込めるバージョンも作って欲しいですね。
大人向け「ポケモン・R20(仮)」を期待したい。