8月に入り夏も本番になりました。みなさんどうお過ごしでしょうか?
外出時の暑さは耐えるしかありませんが、屋内ではもはやエアコン無しで生活出来ないかと思います。
近年では家電製品の成長が著しく、省エネはもちろんインターネットにつなぐ事も可能になり、より幅の広がった使い方が出来るようになりました。いわゆる「IOT」でございますね。
このネットワークにつなぐことにより可能となる機能で代表的なものが「遠隔操作」です。外出先からいとも簡単にスマートフォン等のデバイスで家庭やオフィスの家電を操作する事が出来ます。
真夏の気温が高い季節などは、家に帰った時の蒸し暑さに嫌気がさすことでしょう。
しかし、言わずもがなエアコンの遠隔操作が出来れば帰宅前の数10分前に冷房をONしておくことが出来るので、家に着くころには快適な温度にしてくれています。家族が家にいない時などは非常に助かりますね。
今回はこのエアコンの遠隔操作について、IOT非対応のエアコンでも可能にする方法を記したいと思いますので、是非参考にしてください。
目次
エアコンのIOT化
必要な機器
インターネット接続環境
遠隔操作に必要不可欠なのがインターネット接続環境です。
固定回線でも、モバイルルーターでも構いませんので、まず家庭に常時インターネットに接続出来る環境(無線LAN)が構築出来ている事が前提となります。
もちろんIOT対応のエアコンならこれだけでOKですが、非対応の場合はもう一つ必要な機器があります。
Nature Remo
「Nature Remo」は、疑似的に非IOT家電をインターネットに接続する役割を果たしてくれる無線の中継器的な存在になります。
※「Nature Remo」の詳細についてはコチラ↓
簡単に説明すると、このNature Remoは各家電の赤外線リモコンを学習させる事ができます。そしてインターネット上のサーバーとやり取りをしてくれます。
外出先から専用アプリで家のエアコンを操作すると、
スマホ→インターネット回線上のサーバー→家のルーター→Nature Remo→エアコン
の順で信号が届いて、遠隔操作が可能になります。
つまり、Nature RemoはWI-FI信号を入力とし、出力は赤外線信号に変換してエアコンを操作するといった仕組みになります。
簡単にIOTを疑似的に再現できる、非常に画期的な中継器です。
Nature Remoの設定
アクセスポイントの登録
始めにNature Remoを家庭の無線LANに接続させる設定を行います。
取説通りに進めばなんなく完了します。
そして、アクセスポイントの設定が終わればそれと同時に、インターネット上の専用サーバーとやりとりが出来るようになります。
赤外線リモコンの登録
続いて赤外線リモコンを登録します。
スマホの専用アプリ「Nature Remo」をインストールし、アプリを起動させてからエアコンのリモコンを登録させます。
こちらも手順通りに進めばなんなく完了します。
ここまで完了すれば屋内はもちろん、外出先からの遠隔操作も可能になっているはずです。
操作確認
遠隔操作
Nature Remoのアプリから登録したエアコンのリモコン操作を行います。
ON,OFFはもちろん温度設定から冷暖房の切り替え、リモコンの機能ほとんどが使えます。
遠隔操作の確認はスマホのWI-FI接続を切った状態、つまり携帯電話網(LTEとか3G)の状態で確認すると分かりやすいですね。
あと、エアコンの操作画面で部屋の温度がリアルタイムで監視できます。これはNature Remoに各種センサーが取り込まれており、随時サーバーとやり取りしているからです。
とにかく、遠隔操作できたときは感動します。
動作確認できれば、是非帰宅前に家をキンキンに冷やしてみてください!
注意点
前途したように、Nature Remoの出力は赤外線であるため、壁などの障害物があると信号が届きません。
Nature Remo本体はエアコンから見通しの良い場所に設置するのがポイントです。
「エアコンの遠隔操作」IOTで帰宅時には部屋を快適な状態にしておこう!まとめ
通常遠隔操作で外出先から家の中のLANに入り込むにはルーターのポート開放やら少しややこしい設定が必要なんですが、Nature Remoの場合は自動で外部のサーバー経由で信号を通してくれるのがありがたいですね。
今回は非IOT機器の疑似的なIOT化にNature Remoを使用しましたが、ほかにも同じような中継器は販売されています。好みの問題ですので、例えば値段で考えるなら別のものでもいいと思いますね。ただ利便性はNature Remoがかなり良いと思われますが。センサー類がたくさん入ってるので、あとあと色々な事が出来ます。
とにかく、エアコンの遠隔操作はNature Remoさえあればなんなく出来ちゃいますのでお勧めします。種類は2つありますので、こだわりがなければ安い方で構わないと思います。¥5000と¥10000位だったかな。上位版は湿度とかセンサーがたくさん入ってます。
是非お試しください!